PET PET動物百科事典 :小動物図鑑
ウサギ:ジャージーウーリー
【学 名】Oryctolagus cuniculus
【分 類】ウサギ科アナウサギ属
【分 布】原種となったアナウサギはイベリア半島とアフリカ西北部が原産地だが、現在では環境適応能力の高さから、ヨーロッパをはじめとする世界各地で見られるようになった。
【胴 長】約30〜50cm
カイウサギは、もともとは食用としてアナウサギを家畜化したのが始まりといわれていますが、今ではペットとしてすっかり定着した人気のある小動物だ。最近では様々な品種やカラーバリエーションが次々に登場して紹介され、いよいよ人気は高まる一方だといえる。
■毛 色
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チョコレート
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ヒマラヤン
■解 説
ウサギのバリエーションは、すべて同じ種類であるアナウサギのものである。ここでは様々なカイウサギの品種を紹介しているが、原種はすべてアナウサギだ。「ミニウサギ 」という名称をペットショップなどで目するが、実はミニウサギという品種は明確には存在しない。系統的にあまり大きくならない種や、本来は中型から大型に成長する品種の幼若な個体を指す呼称である。
■飼育器具
ウサギを飼育するには、屋外の小屋で飼育する方法もあるが、ここではケージ(飼育容器)を使った室内飼育について説明しよう。ケージは専用のものもあるが、他の動物用のものを流用してもかまわない。なにより十分な大きさがあるかどうかの方がよほど重要で、最低でも一辺が50cmくらいあるものを選ぶ必要がある。ケージの底は幅の広いすのこか、一枚板になっているもの、もしくは細かいメッシュ状のものを選ぶ。格子の目が粗いものは、そこにウサギが足を取られたりするため不適当だといえる。床材にはワラや干草を敷き詰めておこう。餌入れはウサギにひっくり返されないように、ケージに取り付けるタイプか、十分な重量のある陶器製のものを用意したい。衛生面などを考えて、水入れはケージに取り付けるボトルタイプのものを用意したい。トイレは専用のものが市販されているが、浅い容器などで代用することも可能だ。容器の中には猫用のトイレ砂をいれておく。このとき、尿で固まるタイプのものは使用しないこと。
■え さ
ウサギは元来草食性の動物なので、植物成分を主体とした餌を用意する必要がある。一般的には栄養バランスなどの面から考えても、専用フードを使用することをお勧めしたい。この専用フードにもハードタイプとソフトタイプがあり、ウサギはどちらかというとソフトタイプの餌を好む傾向があるが、歯の伸び過ぎを防ぐなどの観点からできる限りハードタイプのペレットを与えるようにしたいものだ。副食として野菜や果物類を与えるのは問題ないだろう。この場合あまり水気の多い果物などは、下痢の原因となることがあるので大量に与えないようにする。またネギやにんにく、ニラなどは決して与えてはならない。トウモロコシやピーナッツなども、カビがついていると危険なので与えない方が無難だ。以前から、ウサギは水を飲むと死んでしまうなどといわれてきたが、これはまったく根拠のない説で、実際にはウサギは水を飲む必要がある。ただし飲みすぎると下痢をしやすいことはたしかで、先の説もこのあたりからきたのかもしれない。<BR>
■健康管理
毎日ケージから外に出して運動をさせる際に、ケージ内の掃除を行う。普段は餌の補給、吸水器の水の交換、トイレの掃除くらいで十分だが、たまには床材の交換など、ケージ全体の掃除を行なう必要がある。ケージから出しているときは、十分太陽光線に当てるようにしたいが、炎天下は避ける。このとき目を離すと部屋のデンキコードなどを齧ったり、有毒物質を口にしたりするのでケージから出しているときには、絶対に目を離さないようにすること。この遊ばせているときにブラッシングを行うことも重要だ。ウサギはきれい好きな動物なので丹念に毛繕いを行うが、被毛を口から飲み込んでしまうとそれを猫のように吐き出すことができず、危険である。その意味でも、飼育者がブラッシングを行う必要があるわけだ。特に春と秋の年2回は、体毛が生え変わる時期なので、念入りにブラッシングしてやろう。この際爪が伸びすぎているようなら、動物専用の爪切りで爪の長さを整えてやろう。自分で爪を切る自信がない場合は、メンテナンスをしてくれるペットショップや獣医師に頼んでもいいだろう。<BR>
■その他
ウサギは臆病で警戒心の強い動物なので、連れてきた後の数日間は安静にして、むやみに体にさわるのは避ける必要がある。数日たってウサギが落ち着いてきたように感じたら、ケージの外から野菜や果物などの副食を与えてみよう。喜んで食べるようになれば、かなり警戒心を解いてきた証拠である。ウサギが飼い主の手から餌を食べるようになったら、次にそっとケージの外に出して、頭や背中を毛並みにそって優しくなでてやるようにする。こうすることで、ウサギは人間の手を怖がらなくなってくるはずだ。<BR>体をなでても嫌がらなくなったら、首の後ろの皮膚を大きくつかみ、もう一方の手でお尻を支えるようにしてウサギを抱きかかえてみよう。また、どんなになついたウサギでも、口の前に指などを差し出すのは危険である。攻撃することはなくても、餌と間違えて噛みつく可能性がある。ウサギの歯は思ったよりも鋭く、噛まれると大怪我をすることもあるので注意したい。ウサギはハムスターなどと違ってやや大型で広い飼育環境を好む動物だ。1度の繁殖で5〜7頭の子供が生まれる。むやみに繁殖させると後で困ったことになったり、飼育がおろそかになったりする恐れがある。そのため、一般家庭でのウサギの繁殖はあまりお勧めできない。十分な飼育設備があり、繁殖後の子供も問題なく飼育できる環境がある人だけが、繁殖に臨むことができるといえるだろう。<BR>ウサギは丈夫な動物なので、普段からきちんとした健康管理を行っていれば、そうそう病気になるものではない。しかし、不幸にも病気になってしまったときは、一刻も早く獣医師の診察を受けるようにしたい。よくみられるウサギの病気には下痢、風邪、皮膚病、コクシジウム症などがある。病気にかかった後しばらく様子をみる、家庭療法を行うなどの対処は、ウサギに致命的なダメージを与える恐れがあるので絶対に避けたいところだ。<BR>普段からウサギの毛並みや食欲などに注意を払っていれば、病気も早期発見することができる。またフンやおしっこの状態を観察することも、効果的な病気の発見方法のひとつである。ただし、ウサギのおしっこはややオレンジ色なので、うっかり血尿と間違えたりしないように注意したい。
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