カラシンの仲間:ラミーノーズ・テトラ
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【学 名】Hemigrammus bleheri
【分 布】アマゾン河
【体 長】4cm
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■特 徴
調子の良い本種は、頭部全体が透明感のあるピュアレッドに染まり、非常に美しい。絶好調時には、あたりの水までまっ赤に染めてしまうのではないかと思われるほどだが、ショップなどでそこまでの体色を見せていることは少ない。弱酸性の清浄な飼育水を用意して照明を落し気味にし、そして底砂も暗色系の物にするなどの配慮をしてやればこの美麗種の魅力を満喫することができる。
■飼 育
【飼育適合水槽】
60cm
【水 質】
中性から弱酸性。
【エ サ】
人工餌で問題ない。
【その他】
ただ飼育するだけならば、塩素中和をした水道水で問題なく飼育することができる。しかし、この魚の素晴らしい体色を満喫したいのであれば、ピートなどを使って飼育水を弱酸性の軟水にキープすること。さらに、定期的な水換えは欠かすことができない。
■繁 殖
【雌雄差】
メスの方がひと回り大きくなる。
【繁 殖】
水草の茂みに産卵するタイプだが繁殖の以前に、飼育水を弱酸性の軟水にきちんとキープすることができる飼育技術が必要となる。また、せっかく産卵までさせても、フ化した稚魚は小さく、育成はかなり困難な繁殖難魚。
■備 考
本種によく似たレッドノーズと呼ばれるカラシンも存在し、この2種はショップなどでも区別されずに販売されていることが多い。簡単な判別方法としては、尾ビレの三つの黒斑の内まん中のひとつが短いのがラミー、長くクサビ状に伸びボディの方まで入り込んでいるのがレッドノーズである。頭部の色彩はラミーノーズの方が数段美しいので、コレクター以外はラミーノーズの購入をお勧めしたい。
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