カラシンの仲間:グローライト・テトラ
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【学 名】Hemigrammus erythrozonus
【分 布】ガイアナ
【体 長】3cm
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■特 徴
透明感のある体の中央を、滲むように輝くオレンジ色のラインが走る美麗種。非常に人気が高く、丈夫で温和なためコミュニティタンクで飼育されることが多いが、本種のような落ち着いた色彩の魚は、本種のみを多数群泳させてこそ本当の魅力を満喫することができるように思える。実際、照明をやや抑え気味にした水草レイアウト水槽の中を群れ泳ぐ本種は、息を呑むほど美しい。
■飼 育
【飼育適合水槽】
45cm
【水 質】
特別な配慮は必要ない。
【エ サ】
人工餌で問題ない。
【その他】
丈夫で温和であるが、夏場の高水温時に水質が悪化したりすると、体の透明な部分が白濁することがある。この場合、すぐに水換えなどで環境の改善を図らないと、大きなダメージを受けることがあるので注意する。
■繁 殖
【雌雄差】
メスの方がひと回り以上大きくなる。また、成熟したオスのしりビレ前縁はくっきりと白く縁取られる。
【繁 殖】
水草の茂みに産卵するタイプで、小型カラシンとしては繁殖は容易。稚魚も丈夫で育てやすく、産卵後2ヵ月もすれば立派なグローライト・テトラに成長する。
■備 考
最近では、アルビノ・タイプも登場したが、原種の落ち着いた美しさの方が人気が高いようである。また、個体によっては尾ビレの先端部分にホワイトチップが出現する場合があり、この部分に着目して改良を重ねれば、一段と美しい個体を作出することができると思われる。
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