小型犬:ブリュッセル・グリフォン
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【体 高】18〜20cm
【体 重】2.7〜4.5kg
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■ルーツ
ベルギー原産の小型犬で、品種改良初期の犬が1600年前後の絵画の中に描かれている。当時は愛玩用というよりは、ねずみ退治などを仕事としていたようだが、その後改良が進み、現在のようなトイドッグへと変貌を遂げていった。
■外見的特徴
この犬の被毛には、ゴワゴワとした硬めのラフ(粗毛)と、短く光沢のあるスムース(短毛)の2タイプが存在する。毛色は赤茶、赤茶と黒のミックス、ブラック&タンが標準とされる。また、黒一色をスタンダードとして認めている団体も存在する。成犬の口髭が霜降り状態になるのは、特にマイナスとはされない。体色以上に重視されるのが頭部の形状で、ドーム型をしていることが望ましい。目はあくまでも大きな黒、鼻は短く顔面に埋まっているようにみえ、鼻孔は大きく開いているのがよいとされている。また、下顎が突出しているのが普通だが、歯や舌が露出しているのは好ましくないとされている。アメリカでは断耳するのが普通である。
■性 格
利発で飼い主の命令をよく守る犬だが、わんぱくで詮索好きの反面、特に幼犬時代は繊細で神経質な一面をもつといわれている。また独立心が強く、頑固な面もある。そのためしつけには時間と根気が必要だ。
■飼 育
被毛が短いため寒さには弱いといわれている。とはいえ、原則として室内犬なので、それほど心配する必要はないだろう。ただし、子犬期の保温に気を使うようにする。グルーミングも簡単で、硬く絞ったタオルで被毛を拭き、軽くブラッシングするだけでいい。
■健康上の注意点
非常に活発な性格なので、飼い主が一緒に遊んでやるような運動が適当といえる。食事の内容としては、栄養バランスのとれた小型犬用のドッグフードで問題ない。ドライフードと缶詰フードの混合食が、一般的で手軽だろう。回数は若犬から成犬の場合、1日1、2回を目安にする。大きな目のもち主なので、目の疾患には注意する。また、膝蓋骨転位になりやすいといわれ、これは遺伝的なものの場合と外部からの衝撃による外傷の場合がある。いずれにせよ、この犬の後足をつかんだりすることは禁物である。
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