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現世を生きる古代魚の不思議。
現世を生きる古代魚の不思議。
古代魚の中でも、ひときわ異彩なグループが肺魚<ハイギョ>と呼ばれる仲間たちである。

 ハイギョはアフリカ、南アメリカ、オーストラリアに分布しており、中でもアフリカに分布しているものは、その種類も多い。特にプロトプテルスと呼ばれているグループは、その特殊さとしてエラではなくて肺で呼吸することが知られている。  四季がある日本の風土と違い、ハイギョたちが暮らす熱帯では、雨季と乾季という二つのシーズンに別れている。雨季には当然大雨が降り、乾季には大地がカラカラに乾くといった現象が繰り返されている。大きな河川には水も残りもするかもしれないが、問題は小さな河川や湖沼のような環境だ。雨季から乾季へと変化する中、水は徐々に減り始め、ついには地面が露出するような状態にもなる。こうした環境に暮らすハイギョたちはどのようにして乾きを防ぎ、水のなくなる乾季を乗り切るのだろうか。  クマやリスといった動物たちが寒い冬を乗り切るために、冬眠をすることはよく知られている。ハイギョは水のない乾季をしのぐために、休眠という奥の手を使うのだ。水位が減ってきたことを察知したハイギョは水底の泥に潜って、体をコンパクトに丸めて自らの粘液によって周りの泥を固め、繭ともいえる状態を作る。そしてそのまま次の雨季が訪れるまで動かずにじっとしてやりすごすのだ。繭の周囲がかなり乾燥してきても大丈夫なようで、その期間は半年以上にも及ぶこともあるという。  

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