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スローモーがもち味の、スローロリス。
スローモーがもち味の、スローロリス。
アジアの熱帯雨林に暮らすスローロリスのもち味は、文字通りのゆったりとした動作です。

 写真の動物は、インドからベトナム、インドネシアなどの熱帯雨林に生息する、スローロリスという名前の原始的なサルの仲間です。サルといえば動きも活発で、木々のあいだを飛び回っているイメージがありますが、このスローロリスの動きはとてもゆっくりとしています。  スローロリスは、このゆったりとした動きのため天敵に発見されにくく、餌となる昆虫を捕まえる際にも気づかれにくいのだとか。また、動きがゆったりしているため、エネルギーの消費も少なく、省エネな生活をしています。これは中央・南アメリカに生息するナマケモノの暮らしぶりに、通じるものがありますね。夜行性のため夜でもよく見えるように大きな目を持ち、木を握りしめている為に親指がよく発達し、握りしめる力は、その姿からは想像もつかないほど強いのだとか。短くて密生した毛皮は個体により様々な色をしており、灰色や赤味を帯びた薄茶など様々です。  このスローロリス、ゆったりとした動きや抱き上げるとしっかりとしがみついてくる姿から、ペットとしてとても人気が高いそうです。ですがスローロリスは近年、本来の生息地での開発やペット需要による乱獲(それも密猟)により数を減らしています。  現在スローロリスはワシントン条約の付属書Ⅱに分類されており、商用の国際取引が制限されていますが、それでも需要がなくならない限り、供給はとまらないでしょう。彼らを取り巻く環境が、今後さらに充実したものになることを願ってやみません。

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