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美しさが命取りになった、ミイロコンゴウインコ。
美しさが命取りになった、ミイロコンゴウインコ。
その美しさゆえに絶滅へと追いやられた動物というのも少なくない。このミイロコンゴウインコもそのひとつだ。

 ミイロコンゴウインコは、キューバサンショクインコという別名があるように、西インド諸島のキューバに生息していた大型のインコだ。ベニコンゴウインコ、ルリコンゴウインコなど、現存する仲間を含め、コンゴウインコの仲間たちは大型で美しい豪華な鳥類である。  だが、その美しさが災いした。大航海時代のヨーロッパでは、美しく、珍しいいインコ類の飼育が流行したのである。極彩色の彩りと豪華さをもった彼らの存在は、当時のヨーロッパの人たちの間でステイタス・シンボルになった。金持ちたちは小屋を作り、盛んにコンゴウインコたちを飼育した。さらに美しい羽根は、当時婦人たちが着飾る上でのアクセサリーにも使われたのである。当時天国の絵を描いた画家たちは、そこに色鮮やかなコンゴウインコの絵を描くことで、桃源郷としての天国のイメージを強調したという。  かくしてコンゴウインコたちは捕獲されていった。特にヨーロッパからの便がいい、西インド諸島のインコたちは、ひとたまりもなかった。というのもコンゴウインコの仲間は、人間に対する警戒心が希薄だったのだ。人が銃という道具を使うことで、彼らは次々と打ち落とされることになった。さらには人の入植による開発や森林の伐採が、彼らの生息場所を奪っていった。キューバという限られた場所に生息していたこのミイロコンゴウインコの場合、あっという間に絶滅してしまったのである。  現在、ペット輸入大国となっている日本。絶滅の恐れのある野生動植物の国際間の商取り引きを規制する法律がある一方で、その需要から希密輸も後を絶たない。絶滅してしまったミイロコンゴウインコは、人の手でつくることはできない。需要があって供給があるというのが世の常なのであるが、動物の絶滅に拍車をかけるような行為を、我々は慎まなければならない。

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