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巧みに木を利用するヒョウ。
巧みに木を利用するヒョウ。
ネコ科の動物の中でも、分布が広いとされているヒョウ。黄色っぽい地色に花びらのような大胆な体の模様は、ファッションなどにも取り込まれているのはご存知のとおりである。

その分布域の広さからアムールヒョウ、ペルシャヒョウといったようにいくつかのタイプに分けられており、それぞれで隔てられ、系統が違うようだ。また分布だけにとどまらず、生活空間も低地から森、山地とさまざまな環境に適応しながら暮らしている。  ヒョウは、ライオンなどと同様肉食性の猛獣で、狩りをして得た獲物を食べながら暮らす。同じネコの仲間でも、グループを作るライオンに対してヒョウは通常単独で行動することが多い。牛や鹿などの大型な哺乳類からネズミなど小型の哺乳類、鳥類、爬虫類などを餌にする。身が軽いといわれるネコの仲間だが、このヒョウでは木登りが上手と、その特技に秀でている。まず、木の上に潜み、獲物を待ち伏せするのである。ヒョウはライオンのように獲物に忍び寄りながらの狩りもするが、こうした待ち伏せも得意としているようである。そして特徴的ともいえるのが、狩りをして捕らえた獲物を、ほかの肉食獣に横取りされないためしっかりとした木の幹までくわえて持ち上げる点だ。木の上で食べれば何より安心である。ほかの肉食獣が生息している環境では、せっかく獲物を狩ったとしても、ほかの肉食獣に横取りされる恐れがあるが、その点木の上は安心だ。これは一種の食物の貯蔵法ともいえるだろう。おまけに満腹になったらそこで休むこともできる。食べるのも木の上、休むのも木の上、さらには敵から逃れるのにもヒョウは木を利用しているのである。  母親が単独で子育てをすることで知られているヒョウだが、ご多分にもれず誕生した子供は、母親に面倒をみてもらいながら成長していく。その中で、生きていくためのいろいろな知恵を授けるのだ。獲物を取るための細かなテクニックを含め、この木登りの方法なども大切なもののひとつとして伝えられていく。そして自然の中で生きる術を身に付けていくのである。

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