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住宅街の緑地帯にグリーンイグアナが出現。
住宅街の緑地帯にグリーンイグアナが出現。
最近ペットとして飼育されていた生物が色々なところで発見され、ニュースになることがしばしばある。以前にワニの捕獲の話題にもふれた。今度は住宅街の緑地帯に、グリーンイグアナである。本来動物園などで目にする生物が、普通にいる様子に、おそらくその発見者もびっくりしたに違いない。問題はこうしたペットを飼う側の、モラルの問題である。飼育をはじめた生物は、必ず最後まで面倒をみる。この最小限果たさなければならない義務も、おろそかになっている部分があるようだ。ペットは飼い主を選べない。これはイヌネコに限ったことではないのである。

用水路や下水道などでワニが発見されて話題になったりするが、今度は飼育されていたイグアナが発見されて話題になった。大阪府でのできごとで、知らせを受けてやってきた職員によって捕獲され、警察署へと届けられた。グリーンイグアナは中南米が原産の、大型のトカゲ類である。性質もおとなしく、現地では重要な食料にもなっている。人工飼育下での繁殖も行われ、鮮やかなグリーンの体色と特異な姿からペットとしての需要もあり、日本にも輸入されている。

現在ペットとして流通する動物たちに関しては、指定動物に関しては飼育する際にその届出が義務づけられているが、基本的にはペットショップをチャンネルに、あらゆるジャンルの生き物が出回っているといっていいだろう。ペットペットの図鑑を見ていただければわかるとおりだ。本来日本に生息している生物がペットとして流通するケースはあまり多くはなく(希少種として保護されているケースが非常に多い)、その中心となっているのは海外からやってくるような生き物である。

そうした生物たちには物珍しさも加わり、生き物好きにとっては十分にその存在をアピールする。ワニなどが発見されて騒ぎになるのも、そのためといっていいだろう。そして今度はイグアナである。色々な生物に触れ合えることは、現代人である我々にとって恵まれたことだとは思うが、問題はそうした生き物と暮らしていく上での義務の問題である。しかも話題になったイグアナに関しては、これがはじめてのことではないらしい。過去にもそうしたことがあったようである。

もちろんグリーンイグアナは、その分布からいっても野性化することはないのかも知れない。幸い人間に関して危害を加える可能性も低いだろう。ただ問題視したいのは、そうしたペットを飼った飼育者のモラルの部分である。脱走したことも考えられるし、仮にしっかりと面倒もみていたのかもしれない。しかし現実には住宅街の緑地帯で発見され、捕獲など関係者の手を煩わせたのは事実である。これが帰化する可能性がある生物であれば、本来の日本の生態系に影響を与えることは、再三触れている通りだ。

こうしたニュースの被害者のひとり(1頭?)といってもいい当のグリーンイグアナは、警察署で「落し物」の扱いを受けるようである。

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