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日本固有種、アマミヤマシギが・・・。
日本固有種、アマミヤマシギが・・・。
世界自然遺産の国内の候補地にも上がっている地域に含まれる奄美大島。ここに生息する固有種のアマミヤマシギが、その数を減らしているようだ。その生息数の調査がはじめられて以来、目撃数が急速に減っているというのである。理由としては開発や林道の整備といった環境の変化も大きいに違いないが、人為的にもち込まれた動物の影響も軽視するわけにはいかないようである。人間の都合だけで連れてこられた動物たちが、本来生息している生物に影響を与えているわけだ。安易な生き物の移動は、自然の生態系を蝕む元凶にもなりかねない。

世界でも南西諸島にだけ生息しているというアマミヤマシギ。この絶滅危惧種に指定されている鳥が、その数を減らしているということが最近報道された。主な生息地になっているのが奄美大島だが、以前は少なからず目撃情報があったものが、最近実施されている調査ではほとんど目にしなくなったというのである。

ここで再三紹介しているように、生物がその数を減らすのにはそれなりの理由があり、何らかの対策を講じなければ最終的に絶滅へ向かう。原因となるものには生息環境の悪化や密猟など色々なケースがあるが、やはり人間が介在していることが、かなり大きなファクターになっている。以前クローズアップした日本への帰化種など、もともといなかった動物がもち込まれることで、少なからず生態系が影響を受けることは明らかだ。

アマミヤマシギの減少の理由としては、ひとつに開発による生息地の分断や林道の建設などによる生息地の減少、車による事故などが考えられる。そしてもともといなかった生物がもち込まれたことが、その生息を脅かしているらしいのだ。毒蛇であるハブの天敵としてもち込まれたマングースや、ペットとしてやってきて野生化したイヌやネコの存在である。

外来種などの扱いに関しては、その駆除をめぐって推進する立場と、動物愛護の立場をとるもので意見が衝突している。そして国の動きとしては、この問題に関して来年の国会で、環境省が法案の提出を検討中だという。アマミヤマシギの主な生息地である奄美大島には、アマミノクロウサギなど他にも貴重な野生動物たちが生息している。

沖縄本島北部やんばる地方に生息するヤンバルクイナ同様、アマミヤマシギも主に地上で活動するため、人間によってもち込まれた動物などにも狙われやすい存在だ。鹿児島県指定の天然記念物にもなっている鳥類であり、彼らの生息する奄美大島をはじめとした南西諸島は、世界自然遺産の候補地としても選ばれているようだ。

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