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「カチガラス」って、なに?
「カチガラス」って、なに?
日本では北九州一帯に分布している留鳥、カササギ。カラスの仲間だが体は黒と白のツートンカラーで、すらっと伸びた尾羽がスマートな印象を与える鳥である。佐賀県では天然記念物に指定されており、さらに県の鳥にもなっている。大きな木のなくなった今日では繁殖にももっぱら電柱が利用され、それによりしばしば停電騒ぎも招いたようだ。現在では彼らとの共存を目指して対策が講じられ、事なきを得ているようだ。カササギの暮らす地元では、彼らのことをカチガラスとも呼んでおり、それは鳴き声にちなんでのもののようである。

カササギは北半球に広く分布する、カラス科の鳥だ。都会につきものの鳥といってもいいカラスが黒一色なのに対し、カササギでは白と黒のコントラストが非常に美しい鳥である。またカラスよりも少し小さく、尾が長くてスマートな感じがするのもその特徴である。世界的には広く分布しているが、日本で彼らの姿を目にするのは、九州北部の一帯だ。特に佐賀県では県の鳥にもなっており、また国の天然記念物にも指定されている。

カラスの仲間同様に雑食性で、何でも餌にするようだ。昆虫をはじめ小型の両生類、爬虫類、さらに果実や木の実、穀物などを餌にしている。1年に1回繁殖するが、大きな木が少なくなった今日、巣を架ける場所としてもっぱら電柱が使われるようになっているようだ。そこにオスメス協力して、木の枝などを使った直径60cmほどもある大型の巣を作り、1月から6月までの繁殖期の間に卵を産みヒナを育てる。そしてひとたびヒナが巣立つと、それに使った巣は用済みとなって放置され、2度と使われないそうだ。

その結果として彼らの繁殖する地域では、しばしば停電が発生し、電力会社を悩ませたことがあったという。とはいえカササギは天然記念物にも指定され、県の鳥にも指定されている。電力会社としても彼らとの共存を目指し、あらかじめ彼らが巣を架ける余地を設けたり、送電に影響を与えないように構造を工夫したりして対応しているようだ。もちろん生息環境の変化は多少なりとも影響はしているだろうが、その数は確実に増えており、生息地も拡大しているといわれている。

カササギは日本でもこの北九州だけという限られたエリアに分布することから、一説によると人によって日本にもち込まれたものが繁殖して、野性化したものではないかという話もある。また地元ではカチガラスと呼ばれているようだが、それはカササギの鳴き方にちなむものともいわれている。

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