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水辺で暮らすモグラ、ロシアデスマン。
水辺で暮らすモグラ、ロシアデスマン。
「モグラ・イコール・土の中」という連想は、おそらく誰もが抱くだろう。しかし今回紹介するモグラの仲間ロシアデスマンは、川の周辺で暮らしているようだ。

 ロシアデスマン、聞きなれない名前の動物だがロシアに分布する食虫目のひとつで、いわゆるモグラの仲間である。ご多分に漏れず絶滅が心配されている野生動物のひとつだ。  ロシアデスマンは、モグラの仲間のなかでも大型で、上質な毛皮を身に纏ったモグラ類である。20世紀に入るとその毛皮を求めて狩猟の対象となり、罠や銃などのよる捕獲が盛んに行われた。さらには河川の開発や水質の悪化により、一時は絶滅寸前にも追い込まれた。  ロシアデスマンの特徴は、主に地中で暮らすモグラとはことなり、水生傾向が強い点にある。そのため、ロシアでは国をあげての保護が行われ、捕獲が禁止された。さらには積極的に繁殖も行われるようになった。そしてロシアデスマンの個体数を維持するため、彼らが暮らすのに十分な環境のあるところに移植も行われているようである。水生昆虫やカエル、季節によっては水生植物の根を餌としているため、漁師が仕掛けた魚網に絡まることがある。そのため、彼らの生息するエリアでは魚網の使用さえ禁止されているという。それが功をそうしてか、今日その生息数が確実に回復しているのは、うれしい限りといえるだろう。

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