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200万年前の地球上に存在した、巨大なアルマジロ?
200万年前の地球上に存在した、巨大なアルマジロ?
かつて地球には実に多様な生物たちが存在していた。サーベルタイガーやマンモス、ケブカサイといった動物に関しては、かつてここでもとりあげている。今回は、体長3mにも達したという巨大なアルマジロの近縁種。グリプトドンと呼ばれる動物で、甲羅は骨質状の板が互いに結びつき、半球形のドームのような構造になっていたという。このしっかりとした甲羅に守られ、巨大な体をもつ彼らは、一時期かなり繁栄したといわれている。やがて彼らは地球上からその姿を消すが、どうやらそこには人間の影響もあったようだ。古代人が道具として使ったと思われる彼らの体の一部が、化石として発見されているようである。

アリクイ、ナマケモノ、アルマジロといった、一風変わった動物たちの一群からなるのが貧歯目の連中である。名前のごとくいずれのグループの動物も、歯はないか、あるいは退化している。今日存在するアルマジロの仲間の体長が50cm程度であるのに対し、かつての地球上には体長3m以上、重さ2tにも達する大型で近縁な種類が、アメリカ大陸を中心に存在していた。

現在のアルマジロ同様、体には頑丈な甲羅をもち、しっかりとガードをかためていた。ただし違うのが、その甲羅の構成である。現存のアルマジロではその甲羅が柔らかい帯状のものが組み合わされて構成されており、体を丸めることで、その形を球状にすることができる。体をボールのようにして、硬い面を表側にすることで、外敵から身を守るのである。これに対してグリプトドンの甲羅は、五角形の骨質の板が集まってできた一体型のものである。これが全身をすっぽりと覆っており、その姿はさながら装甲車のようだ。

ややもすれば乗用車にも匹敵する彼らの大きさをもってすれば、体を丸めてガードするという必要はなかったのかもしれない。頭頂部や尾も甲板で保護されており、これらは外敵に関して防衛の役割をはたしていたものと考えられている。今日のアルマジロはアリやシロアリなどを食べて暮らしているが、この巨大なアルマジロであるグリプトドンは、柔らかい草などを食べていたらしい。近縁種でありながらその食性が、まったく違っていたという部分からも、注目できるのではないだろうか?

重装備を身につけた彼らだが、その化石の中からは人によって利用されたとみられるものも発見されているようである。頑丈な甲羅を利用した盾などがみつかっているのだ。やはりどのような重装備を備えた動物であっても、人間という存在は脅威であったに違いない。

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