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ユニークな姿をした有袋類、クスクス。
ユニークな姿をした有袋類、クスクス。
「クスクス」という動物がいるのをご存知だろうか?名前からしてユニークな動物だが、実にその姿も独特といえるだろう。

 ブチクスクスはコアラやカンガルー、ウォンバットなどと並んで有袋類の1種として知られている。オーストラリアやパプアニューギニアの熱帯雨林やマングローブ林に生息しており、夜行性で夜間活動し、その動きはゆっくりしている。サルのような非常にユニークな顔をしていて、嗅覚や聴覚は非常に発達している。果実や木の葉などの植物質のほか、昆虫や動物の卵などを食べる雑食性の動物だ。  名前にあるようにオスの背中にはブチがあるが、メスではこの模様がない。カンガルー同様有袋類なので、メスの腹部にはよく発達した育児嚢があり、産まれたばかりの子供はその中で成長する。樹上性のため前脚には鋭く曲がった爪が発達し、後ろ足は木の枝をつかむために便利な形状をしている。後ろ足には5本の指があるが4本では前脚同様爪があるのに対し、残りの1本には爪がなく、ほかの4本と向かい合うような位置についているのである。これにより小枝をつかむことができるわけだ。50cmの体長に対して尾は45cmと長く、ものに巻きつけることができるため、彼らの樹上での暮らしに役にたっている。  生息地であるパプアニューギニアでは高山を除いた森林に広く生息しているが、現地ではこのクスクスの仲間も毛皮や肉を目的に捕獲されており、その生息個体数の減少が心配されている。動植物の国際間の商取り引きを規制するCITESでも、2類として扱われ、その売買は規制されている。  スローでユニークなキャラクターをもった有袋類であるこのブチクスクスを、なんとしても守っていきたいものである。  ちなみにモロッコには「クスクス」という家庭料理があることが知られている。もちろん、この動物とは無関係だ。

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