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毒をもつトカゲ、ドクトカゲ。
毒をもつトカゲ、ドクトカゲ。
マムシやハブ、コブラといったヘビの仲間たちは、毒をもつ爬虫類として一般的によく知られている。でも同じ爬虫類の中でもトカゲの仲間では、毒をもつものはごく少数派だ。

 ひと口にトカゲの仲間というが、実はその種類数も多く、現在地球上に生息するものは3000種ともいわれている。このうち毒をもっているのは、メキシコドクトカゲとアメリカドクトカゲの2種類だけだ。  メキシコドクトカゲとアメリカドクトカゲは、いずれも北アメリカに分布しており、メキシコやアメリカ合衆国南部に分布している。その容姿もなかなか個性的である。ずんぐりとした体に大きな頭、しっかりとした太い尾を備えている。どことなく両生類のオオサンショウウオを思わせるようないでたちをしている。体表はビーズのようなブツブツした突起に被われていて、体色もまたショッキングだ。全体が暗褐色でピンクや黄色のまだら模様が入り、見た目にもインパクトがある。こうした派手な容姿からペットとしての人気も高く、爬虫類専門店や珍獣などを取り扱っているペットショップでは、彼らの姿を目にすることもある。ドクトカゲというおどろおどろしい名前の響きも、その人気に一役かっているのかも知れない。  彼らの毒だが、これはヘビのものと同様、唾液が変化したもののようだ。しかしヘビでは体を俊敏に動かしてアタックして毒を打ち込むのに対し、ドクトカゲでは咬みつくという手段を使う。トカゲがよだれを流しながらひたすら咬みついているうちに、毒が傷口から浸透するという寸法だ。ムチのように毒を打ち込むしなやかなヘビの攻撃に対して、ずいぶんと原始的ではある。  おどろおどろしい名前をもった彼らだが、その性質に関してはとりたてて攻撃的というわけではなく、動作もゆっくりとしている。ドクトカゲは砂漠や半砂漠地帯の山の斜面や低木林などに暮らしているが、どちらかといえば無用なトラブルは避けるような暮らしぶりをしており、実際にその毒が威力を発揮すること自体はそう頻繁ということはないようだ。捕らえられたり、いやな目に合わされたりしなければ、そうそう咬むことはないようである。  なお、このドクトカゲ類をはじめ、人間に対して危害を及ぼす可能性がある動物は特定動物と呼ばれている。そして、その飼育には許可が必要なのだ。興味本位での飼育は慎みたいところである。

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