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アカヒゲとコマドリが抱えた、ちょっと複雑な事情。
アカヒゲとコマドリが抱えた、ちょっと複雑な事情。
アカヒゲという種類の小鳥をご存知だろうか。

 アカヒゲは、長崎県から南西諸島に分布する、スズメ程度の大きさの鳥である。背中は赤く腹部はおおむね白で、オスでは喉から胸、顔の部分が黒い、美しい独特な体色をしている。実はこの鳥はコマドリに近縁な鳥なのだが、そのコマドリとの間には、ちょっとしたいわくがあった。  国際的に通用する動物たちの名前である学名(例:トキの学名はニッポニア・ニッポン)だが、この両者ではなんとややっこしいことになってしまっているのである。どうやら標本として送られた個体のラベルが入れ違ってしまっていたようで、当時のオランダでコマドリを「エリタクス・アカヒゲ」、アカヒゲを「エリタクス・コマドリ」と命名してしまったらしい。どちらももちろん類縁関係のある比較的似た鳥なのだが、仮に学名でこのアカヒゲを紹介するとしたら、エリタクス・コマドリと紹介しなければならない。  ちなみに生物のなかには、和名のつけ間違いというのもある。他の魚の体表になどにつく有害な寄生虫などを食べる(クリーニングする)海水魚に、ホンソメワケベラという魚がいるが、実は本来はホソソメワケベラという名前で登録しようとしたものを、「ン」と「ソ」を誤って登録したものらしい。

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