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標本がひとつ残されたミステリアスな鳥。
標本がひとつ残されたミステリアスな鳥。
ミヤコショウビンという名前の鳥がいる。発見されたのが宮古島だったことからミヤコショウビンと名づけられたこの鳥は、標本がただ一羽残されている。

 ショウビンはカワセミの仲間で、代表的なものに沖縄などに生息する赤い体が特徴的なアカショウビンや、鳴き声が特徴的なワライカワセミなどがいる。ミヤコショウビンも、そんなショウビンたちと同じように、水のきれいな河川のそばで、小動物や魚などを獲って生活していたと考えられている。  生活史があくまで想像なのは、この種は標本が一羽残されているだけで、その後まったく発見されていないからなのだ。さらに、標本が採集されたのは1880年代で、その標本をもとに新種として記載されたのが採集から30年以上経ってからだったため、そもそも採集地は本当に宮古島だったのかなどの疑問がもたれている。というのも、ミヤコショウビンの外見はグァムに生息するズアカショウビンの亜種・アカハラショウビンによく似ているし、東南アジアやミクロネシアに生息するナンヨウショウビンの亜種である可能性も考えられるからだ。  ただ、標本が一羽しかないからといって、新種ではないと言い切ることもできない。オオハシヨシキリという鳥は、ミヤコショウビンと同じく標本の1羽しか存在が確認されていなかったが、採集されてから140年近くたって再発見されているのだ。  今後調査や研究が進められると、また新たな発見があるかもしれない。

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