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夢を食べる動物といわれるバクは、子どもから親へと体色が変わる。
夢を食べる動物といわれるバクは、子どもから親へと体色が変わる。
黒と白の大胆なツートーンの体色をもったマレーバク。ゾウほどではないが、少し伸びた鼻のある顔つきがユーモラスである。ずんぐりとした体つきは、一見したところブタの仲間のようにも見えないこともないが、サイやウマの仲間である奇蹄目に分類される。ちなみにブタは、ラクダやキリン、ウシ、シカといった多くの動物が含まれる偶蹄目の仲間たちだ。さてこのマレーバクだが、母親に産み落とされたのちに急速に成長することが、観察の結果明らかにされている。子どもでは赤褐色の体に白い斑点や縞模様があるが、6ヵ月もすると親と同じ黒と白の体色になり、体重も100㎏を越えるらしい。

夢を食べる動物といわれるバク。これは中国の想像上の動物「獏」に関してのいい伝えであるとされている。想像上の動物だけあって、その容姿もふるっている。鼻はゾウ、目はサイ、体はクマ、足はトラ、尾はウシといった姿をしていたといういい伝えがある。この他にもこの動物には様々なまつわる話があり、神が動物を作ったとき余った材料から作ったとか、お釈迦様の乗り物で衣の触れた部分だけが白くなったなど、興味深いいい伝えもある。バクは足が短く、どっしりとした体形をしているので、ブタの仲間と思われたりすることがある。しかし実際にはサイやウマと同じ奇蹄目の動物だ。遠い祖先は同じであったとされる。夜行性で、陸上より水中にいる時間の方が多く、そのため泳ぎも得意といわれている。バクは通年繁殖が可能といわれる。メスは2ヵ月ごとに発情し、交尾をして受精すると1産1子を産み落とす。面白いことに子どもはイノシシなどと同様、体色が親と異なり、赤褐色の地色に白い斑点と縞模様がある。この模様は、ジャングルのなかで暮らすには、素晴らしい保護色になるといえるだろう。飼育下での報告によると、産み落とされた子どもは生後1時間ほどで歩くことができるようになるらしい。そして当初メス親による授乳により保育されるが、驚いたことに数日後には親が食べているものと同じ、生野菜を口にするようになるといわれている。これができるのも、生まれつき歯を備えているからだ。マレーバクでは、このように子どもの成長が著しく早く、週に5㎏程度のペースで体重が増えていく。ブタの子どもで1週間にせいぜい2㎏程度の増加というから、いかに成長が早いかがわかるだろう。2ヵ月もすると、赤褐色に白い斑点と縞模様という幼時の体色は薄くなってきて、6ヵ月で親と同じ黒と白のツートンカラーへと変わっていく。体重も100㎏を越え、大人の貫禄だ。このマレーバクたちだが、その将来は決して明るいものとはいいがたいようだ。食肉や毛皮を獲るために捕獲されているばかりでなく、森林の伐採や農地開発のためその生息域の環境が悪化しているのである。このバクの場合、環境の変化への適応力は低いともいわれている。

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