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金色に輝く美しい毛で着飾った、ゴールデンライオンタマリン
金色に輝く美しい毛で着飾った、ゴールデンライオンタマリン
ゴールデンライオンタマリンは、ブラジルでもリオデジャネイロ州のみに分布する、珍しいサルの仲間である。

生息域は、大西洋岸に沿って南北に熱帯雨林が発達しているエリアである。この森は、アマゾンのジャングルとは別に発達してきたもので、世界でもここにしかいない珍しい生きものが、たくさん暮らしている。  金色に輝く美しい毛並みに、顔の回りにライオンのタテガミのような長い毛が伸びた、独特な風貌をもったこのサルも、そのひとつである。その立派なタテガミからかなり大きなサルのように思われがちだが、実は体長は最大でも40cmほどで、体重はわずか700gほどしかない、小型のサルの1種である。普通、ライオンタマリンは一度に二頭(双子)の子どもを産み、夫婦で協力しあって子育てをする。餌はジャングルにある果物、種子、花、ミツ、樹液といった植物質のほか、昆虫やカエル、カタツムリといった動物質も盛んに捕らえて食べる。  ところが、こうした平和なサルの仲間にも絶滅の危機が忍び寄っている。このサルの暮らすブラジル大西洋岸の森林も、開発によって毎年減少を続け、今ではその面積はかつてのわずか5パーセントまでになってしまった。しかも、わずかに残された森は牧場や農場に囲まれ、小さな島のように分断されてしまっているのである。このため、せっかく親から独立したライオンタマリンは移動できず、繁殖相手すら容易に見つけられない。出生率の低下も報告され、近親交配の危険性も高まっている。一時は絶滅寸前になったが、研究者を中心にした保護活動によりもちなおし、絶滅の危機は回避したといわれており、野生下での推定棲息数は400頭程度といわれている。  幸いなことに飼育下ではよく繁殖し、世界各地の動物園で生まれたライオンタマリンを、ふるさとの森にかえす試みが始まっている。そうして野生に戻されたサルたちも、順調に繁殖をしていることも確認されており、今後もブラジル政府に新しい保護区を設けるよう求めるなど、その保護活動が続けられている。

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